企画の準備をされているところにお邪魔し、じゃげな会代表の新庄菊子さんと、きららネット会員の茶谷(ちゃたに)裕子さんにお話を伺いました。(01.07.02.Mon)
●きらら博には、『じゃげな会』での参加になるのですか。
〈新庄さん〉はい。『じゃげな会』は、郷土の歴史を「そうじゃげな」「ああじゃげな」と伝える目的で、約10年前に発足した、岩国市のまちづくりグループです。これまで、観光ガイドや地元の学生への郷土料理の伝承授業、米軍岩国基地との交流などをしてきました。
きらら博では、じゃげな会にとどまらず、どんどん人の輪を広げいろんな人と関わりながら、大きな輪にしたいものです。
〈茶谷さん〉今回は、県の国際交流協会から『じゃげな会』にお話があり、きららネットの会員として参加することになったんです。私は新庄さんの活動を一緒にやっているいろんな人のうちの一人です。
●どんな企画をされるんですか?
国際交流館で、ステージや展示を行います。 フェスティバルステージでは、米軍岩国基地の5つのダンスチームなどが、ハワイ・アルゼンチン・アメリカなど、各地の特徴を出してダンスやショーを行います。一日2回、約20分のステージをします。
展示は、地図やパネルを使って、さまざまな国のことや、その国が日本や山口県とどんな関係があるかを知ってもらえる内容になっています。 じゃげな会の写真展や、今までの活動で好評だったファッションショーなども行う予定です。
また、展示やショーを通して、お客さんと各国の人とが交流できる場も用意しています。 |
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国際交流館のスタッフと一緒に。新庄さんご愛用のセンスを手に。
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●何人で、準備を進めておられるのですか?
中心になってやっているのは、私たちを含めて5人。主に岩国市の市民活動支援センターを使わせてもらって、準備をしています。会の中でも、やる気のある人だけで話を進めています。ちゃかす人ばかりたくさんいても、意味がないからネ。5人の中にはアルゼンチンの方もいて、国際的でしょ?
ここはおばさんばかりだけど、若い人は若い人、おばさんはおばさんで、いろいろあっていいと思うの。私たちは踊りはしないけど、ユニフォームとして手作りのムームーを着るんです。生地は中国で仕入れてきたんですよ。
岩国市から博覧会会場までは遠いから、企画をする一週間は、会場近くに泊まって参加します。
●国際交流というと、大変なことも多いのでは?
米軍岩国基地のダンスチームとのコンタクトがなかなか取れなくて、企画をやるということは決まっていても、詳細を決めていけないところがあります。ダンスチームとは、基地の報道部から紹介されたファミリーサービスを通
して、話を進める形態ですからね。それに、博覧会なんてお互い初めてだし、博覧会会場の様子や手続きの都合など、事情が分からない人同士で企画を進めていくのは、どうしても難しかったですね。
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●きらら博後に、何か予定はありますか?
きらら博開催中の8月13日に、豪華客船『飛鳥号』が岩国市に来るんです。その時に、岩国ならではの押し寿司「岩国寿司」づくりの体験を行います。50人限定なんですが、楽しく岩国を知ってもらえるといいですね。
秋には、昨年から行っている交流サロンの「夢のかけはし21」を行います。また、郷土料理伝承に続いて、「ボランティア国際記念大会inいわくに」の特別事業にも参加するんです。
今後は、国際交流や歴史を伝えていく活動も、『じゃげな会』だけでなく、イベントや交流を通 じて知り合えた人たちと、手をつないでやっていきたいと思っています。
●最後に、お客さんへひとこと
私たちは私たちなりの考えややり方で、お客さんに楽しんでもらえるよう頑張ります。 お互い言葉は分からなくても、心で通じ合える“出会いの楽しさ”を、ぜひみなさんに知ってもらいたいです!
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