団体名   夢の湖舎
ジャンル 園芸
タイトル 園芸療法 植物とかかわることによって健康になりませんか
会場 きららネットギャラリーB棟
日時

8/22(水)〜28(火)

内容

居宅介護の一環としての宅配園芸療法のモデルガーデン体験企画。簡単かつ衛生的に枕元でも行える園芸活動の紹介。

 

建設中の「夢のみずうみ村」にお邪魔し、NPO法人夢の湖舎の理事長である藤原茂さんにお話をうかがいました。(01.07.30.Mon)


●NPO法人である『夢の湖舎』について教えてください。
私たちは、中山間地の豊富な自然財産に注目し、そこで、自然を健康維持のために活用する園芸療法を行うことによって、人々の「交流と参加」をもたらし、健康づくり・生きがいづくり・まちづくりを行うことを目的としています。
もともと、重度障害児・者と親たちのグループ「ラ・ベルヴィ」が運営していたケア施設「ラ・ベルヴィの家」が、市道の拡幅に伴って立ち退きを余儀なくされたことがきっかけとなり、発足しました。
夢の湖舎自体、様々なボランティア活動をしてきた団体の集合体です.。「ラ・ベルヴィ」「山口子どもクラブ」「萩子どもクラブ」「在宅リハビリの会」「山口園芸療法研究所」の5つの組織があります。平成12年の10月に、NPO法人として認可されました。
“夢の湖舎(ゆめのみずうみしゃ)”という名前は、この場所から、多くの人の夢が湧き出て生まれ育つことを願う意味で名付けたんですよ。

●そして今、「夢のみずうみ村」を建設中なんですよね?
そうなんです。ここ、山口市吉敷中尾に建設を進めている「夢のみずうみ村」は、様々な施設が集まった目的志向型リハビリ施設なんです。
通所介護棟では主にデイサービス事業をします。バリアフリーではなく普通の家庭と同じ状態(バリア有りーと呼んでいます)で、バリアーを克服する方法を学びます。移築が完了した「ラ・ベルヴィの家」は、従来のラ・ベルヴィの活動場所とレストハウスを兼ねています。
その他、感覚運動棟があったり、山口県園芸療法指導者養成事業の拠点になったりします。

藤原さん(右端)と職員のみなさん。いい笑顔でしょう?

●その中の“園芸療法”を、きらら博で体験できるんですね?
そうですね。園芸療法自体は、世界のあちこちで行われていますし、日本でも県内でも広まっている療法なんです。
園芸療法って何なのかというパネル展示をしたり、モデルガーデンをスライドで紹介したりします。しかし、みなさんが一番ビックリされるのは、何と言ってもビニール園芸の体験でしょう。
ビニール袋にオアシスというスポンジを入れ、野菜の種を入れ密封し、お家に持って帰ってもらいます。そうすると、芽が出てくるんですよ。これは、大感動ですよ。
簡単で、手近で、寝たきりの人が枕元ででも出来る園芸です。密封していても、芽が出るんですよ。芽が出る、芽が育つ「期待感」。これを味わってもらいたいですね。今回は、枝豆やミニトマトの種を使おうと思っています。


●そして、きらら博の企画が終わった翌日が、「夢のみずうみ村」の開村式なんですね?
それで今も、てんやわんやなんですよ。建築確認の遅れや悪天候などの影響で、当初の予定より2ヶ月遅れなんです。8月29日が開村式で、9月3日からデイサービス事業を始める予定です。


●忘れられない夏になりそうですね。では、きらら博のお客さんへメッセージをお願いします。
きららネットギャラリーB棟に、ぜひお立ち寄りください。私たちの活動の一つである園芸療法を、どうぞ体験してください。
そして、夢の湖舎をもっと知りたいと思われたら、お気軽に声をかけてください。直接、夢のみずうみ村にいらっしゃっても大歓迎です。お待ちしています。



 当 日 レ ポ ー ト 


ビニール袋に種を入れて、ふぅ〜って息を吹き込んでごらん。おうちに帰ったら、芽が出るよ。