団体名   山口県和太鼓連盟
ジャンル 伝統芸能
タイトル 山口きらら太鼓フェスティバル
会場 やまぐちホール
日時 9/24(月) 10:00〜
内容 山口県内の加盟団体による太鼓の競演です。力強い太鼓の迫力ある演奏を楽しむことができます。

 

山口県和太鼓連盟副会長で、山口きらら太鼓フェスティバル実行委員長の、野村浩昭さんにお話を伺いました。(2001.7.23.Mon)

●山口県和太鼓連盟について教えてください。
平成7年に、山口県内にある太鼓団体15団体でスタートした組織で、今では24団体が登録しています。山口県の“ふるさとづくり”や“定住”を、太鼓を通じて推進できればと思い、相互の交流を深めるために立ち上げました。

●きらら博への参加のきっかけを教えてください。
山口県和太鼓連盟の発表・交流会を毎年行っているのですが、今年は地元で博覧会があるので、どうせならその会場で出来ればと思い、参加を決めました。

●県内の太鼓団体が集結するんですね?
はい。連盟に登録している24団体のうち、多くの団体がきらら博へ参加します。まず、各団体がそれぞれ持ち曲を披露し、今回きらら博のために作った合同演奏曲を、2曲披露します。
一曲は、防府の村松逸眺さんという方が作曲された「山口県和太鼓音頭」という曲で、もう一曲は私が作曲しました。和太鼓のための曲で、「KIRARA」という、11のパートで構成された曲です。合同演奏は、各団体から選抜されたメンバーで演奏します。これから、合同練習もスタートします。
衣裳は、各団体のユニフォームなので、各団体の個性が表れていますよ。元気の出るような太鼓のリズムに唄や尺八も加えて、さらに元気なステージを披露します。

●野村さんも太鼓をたたかれるのですか?
はい。私は普段、玖珂太鼓保存会で活動をしているんです。このイベントでは、裏方に回ることになるでしょうが、きらら博の中の違うイベントでは、プレーヤーとしても参加します。星空の下で見た太鼓の演奏に感動して、玖珂太鼓を初めてから15年目です。玖珂太鼓は“みんなでたのしく笑顔で”できる太鼓なんですよ。私自身、楽しんで太鼓をたたいています。

●太鼓を通じてこれからどんなことをしていきたいですか?
ただ“太鼓を使った楽器演奏”だけではなく、太鼓で地域を元気にしていきたいんです。もちろん、太鼓の演奏を聞いてもらって「なんかカッコいいね。」って言われるようになれば嬉しいですけどね。“若者の定住”まではいかなくても、若い人を惹きつけられるような活動をしたいです。小さい頃から太鼓をしていた子が、進学や就職で町を離れる時、「また叩きに帰ってくるよ」って言ってくれるんです。それがとても嬉しいですね。「太鼓でできた仲間は大切だなぁ」って感じますね。

●県内の太鼓団体がそんな気持ちを持って集まったんですね。
はい。和太鼓連盟としての活動は、まだまだこれからで、今は各団体が「地域を元気にしよう」「いい演奏をしよう」と、自分たちの団体の活動を中心に行っているんです。団体としては、今は基礎固めの段階です。きらら博での共同参加をきっかけに、交流なども深まってきたので、これから密に情報を交換したり、システム管理をしたりして、もっとたくさんの仲間を増やしていきたいと思っています。
和太鼓連盟には、おもしろい人がいっぱいいるんですよ。だから、今は自分の団体で手一杯でも、もう少し余裕が出来てくれば、どんどん盛り上がっていきますよ。

●最後にお客さんにメッセージを。
「元気の国やまぐち」を表す元気を、太鼓を通じてみなさんに伝えたいと思っています。元気な太鼓を見て、聞いて、苦しみや暗さを吹き飛ばす気力を感じてください。