団体名   BALANCE
ジャンル クラブイベント
タイトル Yamaguchi Ajisu Music Gathering
会場 ラグーンゾーン
日時

9/1(土)14:00〜

内容

ラグーンゾーンにダンスとミュージックによる心身の安らぎを実感できるスペースを創造します。

 

BALANCE(バランス)代表の原田浩樹さんに、お話をうかがいました。(01.08.24.FRI)

●BALANCEについて、教えてください。
そうですね、特に決まった「団体」ってわけじゃないんですよ。
ここ3〜4年、徳山市周辺の若者たちが集まって、どこか場所があったらそこでイベントをする。音楽を流してDJをしたり、太鼓たたいたりっていう内容のイベントなんですけど。そういうことを、「BALANCE」という名でしています。
固定されたメンバーじゃなくて、沸いて去っていくヤツもいれば、病みつきになってずっといるヤツもいます。みんな、イベントのために自分たちでチケットを売ったり、会場の準備をしたり、好きなことだから全部やります。僕はそれをまとめたり、応援したりっていう役をしていますね。

●きらら博では、どんなことをされるんですか?
徳山市・山口市・防府市・光市やその周辺の20歳代前半の若者で、個人や3〜5人くらいの小グループで、DJをやっているヤツらがいるんですよ。彼らはクラブなどの店で働いてたり、仕事は別にあって、DJが趣味以上のものになっていたり、とにかくすごく音楽が好きなんです。
きらら博では彼らが、ラグーンゾーンでいろんなジャンルの音楽を流します。メインで動いているのは10人くらいですね。自分でお金を出して買いためてきたレコードをかけるんですけど、彼らは、自分が「いい」と思う音楽をつなげて流すという部分で、オリジナリティーを出すんですよ。
でも、自分たちの「いい」と思う曲を押しつけるんじゃなくて、お客さんが喜んでくれているという実感があって、それが嬉しいんですから、ちゃんと客層や反応を見て、その都度選曲しますよ。
今は“癒し”って注目されてますが、そういったヒーリングミュージックやレゲエ、ラバーズなど、ジャンルはさまざまですし、スローテンポなものからアップテンポのものまであります。
今回は、山口県外からちょっとしたゲストも呼んでいるんですが、おかしい、思わず笑っちゃうような曲を流してくれると思います。

●この企画には、どんなねらいがあるんですか?
僕はヤラセというか、無理矢理何か形をつくるのは好きじゃないんです。だから、海を臨む開けたスペースで音楽を流して、そこからはお客さんの自由だと思ってます。レコードをかけるんですから、バンドなどの演奏と違って、誰でも安心して聞けますし、そんな耳障りな曲はないと思います。「あ、これは懐かしい曲だなぁ」とか、「こんな音楽もあるんだな」と、聞かれるお客さんの感じることはそれぞれでしょう。
聞いていて、自然と体を動かしたくなったら、踊ってもいいし、リズムをとってもいいし、知ってる曲があったら口ずさんでもいいし、何でもOKですよ。そういう自然発生が起こる、そんな空間をつくります。
DJをやってる彼らには、少しですけどファンというか、楽しみにしてくれてる人たちもいるんです。「きらら博で音楽を流すよ」って聞いて、ファンの子は1つ、楽しみが出来ますよね。「その日は何着て行こう?」だとか、「あの子も誘ってみよう」とか、その日が来るまでの時間も楽しめる。そういう、カタチはないんだけど、わくわくした気持ちが沸いてくるようなきっかけを、つくっていきたいんですよ。

●原田さんはどうしてまとめ役をされるようになったんですか?
んー何ですかねぇ。僕は若い頃は、バンドをやってたんです。その頃はお金がなくて、でもライブハウスとかスタジオは今と同じで高くて、なかなか思うようには遊べなかったし、楽しいことが出来にくかった。今の若いヤツらとはやってきたことが違うけど、思いっきり動けるような環境が整っていないというのは、一緒なんですよね。だから、若いヤツらが集まって楽しめるレストランバーを経営していた時代もあるし、面白いと思うイベントはいっぱい企画してきました。まぁずっと、自分も音楽が好きでしたから。
ファッションとか音楽って、個人的なサブカルチャーですよね。その時代の曲があって、その時代の踊りがあって。そういうカタチのない、目に見えない文化を見守る環境を、微力ながら整えてあげたいんです。一人ひとりの心に楽しい気持ちが増えてきて、そういうところからまちが楽しくなれば、いいじゃないですか。

●では最後に、お客さんへメッセージをお願いします。
9月1日にきらら博で、ラグーンゾーンを通りかかったら、流れてくる音楽に耳を傾けてみてください。けっこういい曲が聞こえてきます。よかったら、ジュースやビールでも飲みながらくつろいでください。