日本童謡の会 下関・豊浦支部の代表をされている、浜美由紀さんにお話を伺いました。
(01.06.27.wed)
●日本童謡の会 下関・豊浦支部について教えてください。
日本童謡の会は全国組織で、下関・豊浦支部は県内で唯一の支部です。 私は小さい頃からずっと歌が好きだったんです。歌う活動をするのに名前を付けようと思っていた頃、たまたま雑誌を見ていたら、そこに「日本童謡の会 支部募集」の記事があったんですよ。その場ですぐ電話をして、それで支部を設立したわけです。
昭和63年の設立当時は、私一人で歌っていましたが、現在はお母さんについてくる3歳の子から80代の方まで、両支部合わせて140名もいるんです。びっくりですね(笑)。
●普段はどのような活動をされているんですか?
下関と豊浦に教室があり、童謡の練習をしています。発表会などは、合同で行います。下関では毎月第1・3火曜日の午前中と、月1回夜に練習しています。
大きな行事としては、2年ごとに主催で開く、車椅子を贈るチャリティーコンサートと、年に1回童謡の里を訪ねる旅行があります。 他にも、イベントやお祭りに参加したり、慰問に行ったりします。昨年は、神戸のジャパンフローラで歌いました。みんな出かけるのが好きだし、童謡は喜ばれるので「来てください」という依頼が絶えません。嬉しいことです。
●きらら博への参加も、小旅行のようで楽しみですね?
そうなんです。きらら博の準備で、60〜70代の人といろんな所に打ち合わせに行くのですが、その時もみんな元気ですよぉ。出かけること自体が、刺激なんですね。
本番の博覧会は、思い出づくりにもなりますし、楽しみなんだと思います。 私はいつも、「童謡はいろんな色があっていいから、発表も好きな服でどうぞ」と言うのですが、きらら博で歌うということで「きららバンドのキャラクターTシャツを着て歌おう!」と決めたくらい、張り切っていますよ。
●すごいやる気ですね。どのようなコンサートになるのですか?
“年代別に参加できる”とあるように、明治から現代までの童謡を、楽しく歌います。実は童謡は、NHK「みんなのうた」などで、今も生まれているんですよ。昔の歌も残していきたいし、今の歌も取り入れて、幅広い層の人が参加できるステージになる予定です。出演者の年齢層も幅広く、きらら博をきっかけに募集した人も含め、200人前後になりました。
●コンサートの目玉はどんなところですか?
山口県の特徴を映像と歌で表現するところです。県内の14市の映像をスクリーンで映し出し、その市の特徴に合った曲を歌います。たとえば徳山市なら、まどみちをさんの出身地なので「ぞうさん」、といった風に。映像はいろんなところからお借りしました。
もう一つは、メンバーみんなが好きな「ふるさと」という歌です。誰もが知っている曲ですし、気持ちを込めて歌います。
●童謡のどんなところに魅せられて、活動を続けていらっしゃるのですか?
どこでも気軽に歌えるところです。童謡は年代を超えて一緒に歌える歌ですから、和気あいあいと楽しくやってます。みんなが主旋律を歌っていいので、すぐに歌えるようになるでしょう?
それに、自由なところですかね。私自身いつも「なんとかなるさ」と思って動いているので、みんなも一緒に楽しく歌えるのだと思います。
●博覧会後は何か目標がありますか?
きらら博の1週間後には、馬関まつりがあります。 大きな目標は、「下関に童謡館を建てたい!」ってことですね。関門海峡界隈で、小さくてもいいので、いつ訪れても歌える場所を作れたらと思っています。その時は是非、来てくださいね。
●もちろんです。では最後に、博覧会へ来られる方にひとこと。
みんな一つは知っている童謡ですが、歌う機会ってなかなかないですよね。 やまぐちホールに来て、ぜひ一緒に歌ってください!
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