3/3子ども元気ネットワーク、楽しいですよ!


清地 愛子(せいじあいこ)さん




きららネットをきっかけに知り合った、年下とは思えない女性。現在、山口県立大学の大学院生。
自分に厳しくしっかりと生きる彼女が、現在取り組んでいるのが『子ども元気ネットワーク』実行委員。
今回は、その事業を中心に、お話をうかがいました。
(コマツ)


本当に、今していることを楽しそうに話してくれた清地さん。
清地さんにお話をうかがい(02.01.22.Tue)、後日、実行委員の会議を取材に行きました(02.02.10.Sun)

企画した『しゃべり場』を実際にやっている一場面。会話が弾んだり、止まったりしてる。自分の意見を言うのって、ちょっとドキドキするよね〜。

●『子ども元気ネットワーク』ってどんなイベント?
3月3日に、山口市の防長青年館で行うんですが、“子どもが主役!”のイベントです。
子どもしか楽しめないという意味ではなくて、“小学生から高校生までの子どもたちが、イベントのアイデア出しから当日の運営まで、自分たちで作り実行するイベント”だってことです。これまで、メンバーの予定に合わせて、月に2回くらいのペースで、話し合いを重ねてきました。
今まで、きらら博でボランティア活動をしたり、子ども会やボーイスカウトなどの少年団体活動をしたり、野外活動をしたり、学校で部活動をしたりと、違う場所で活動してきた違う年齢の子どもたちが、一緒になって準備をしてるんですよ〜。すごいことですよね?
大人の実行委員のみなさんは、子どもたちが企画したことの準備をしたり、アドバイスをしたりして、サポート役として頑張ってくださっています。

●それってすごいことだね!その中での愛ちゃんの役目は?
私は、子どもたちに一番近い年代として、同じ立場に立ったりフォローする立場に立ったりしながら、みんなの意見が形になるのを手伝っています。
例えば、話しやすい雰囲気を作るとか、会議の進行をするとか。今は会議を仕切っているんだけど、子どもたちの人間関係が出来ていけば、役を譲っていきたいと思っています。
そうそう!この前の会議を子どもたちだけでやってみたら、いっぱい意見が出て、「よっしゃーいける!!」と思ったんですよ。「自分たちで決めていいんだよ」と言っても、大人の人に見守られながら会議をするのは、子どもたちにとってはプレッシャーだったみたいです。でも、前回でずいぶんアイデアが出たんで、さらに面白くなってきましたよー。

同じ学校の仲良しさん同士かと思えば、遊んでいるのは高校生と小学生でした。 ビックリ!!そんなお姉さん的存在、小学生の時に欲しかったナァ〜。

シミュレーション後、一人ずつ感想を書き、回し読みして意見を共有します。みんなはどんなこと思ったんだろう?
●子どもたちって一口に言っても、年齢の幅が広いね。
そうなんですよ。実行委員には、小学生も大人も高校生もいて、“異年齢のネットワーク”が出来ていってる。それが、この実行委員会のすごいところだと思ってます。
大人が高校生・大学生を引っ張って、高・大生が小中学生を引っ張って…。どの年齢の人も、この実行委員会には必要だと思います。
私は、自分の立場が一番面白いと思っているので、大学生にもぜひ来てほしいんですよ。
でも、子どもの目ってこわい!というか、刺激になりますよ〜。「自分がちゃんとしなくちゃ」って、思わせてくれます。
子どもたちにしてみれば、私はちょっと年上のお姉さんで、モデルになる、影響を与える存在ですよね。(モデルにされるかどうかは別として。)私も、目標としてきた年上の人がいるので、いいモデルになれるよう、「正しい」と思ってることをやっていきたいし、「やってるんだよ」って言いたいんです。
●子どもたちと一緒に準備してきて、発見はあった?
誰かからアイデアが出た時などに「あ、これ学校でやったことあるー」って、子どもたちがよく言うんです。「この子たちは、“学校”っていう世界で生きてるんだなぁ」って、すごく思います。そして、自分が学校で経験したことのある企画を出してきます。
実際私たちも、自分が体験したことだったら、人に伝えられるし、自分でも出来ますよね。だから、学校じゃないこの実行委員会で、学校で出来ないことをいっぱい経験してほしいです。そして、「いつか自分のアイデアが活かせる場がくるんだぁ」ってことを、わかってもらいたい。そうしたら、一人ひとりのアンテナがのびて、次のステップにつながるんじゃないかって、思うんですよ。
私自身、子どもたちと一緒に活動してきたおかげで、「成長したなぁ」と思えるようになってきたし。もう、はじめはすっごく不安だったんですから。

「どこが難しかった?」「どうやったらいいかな?」「初めての人同士で話せるかな?」「お菓子とか、いる?」真剣な顔&笑顔。
●当日は、実行委員会を経験したみんなも、参加してくれるお客さんも、一緒にいろんな体験が出来そうだね!
そうですよ〜。子どもたちが考えた、大人も子どもも楽しめる企画がいっぱいです。
お客さんも、当日のボランティアスタッフも、大募集中です。3月3日、面白そうだと思ってくださった方、ぜひ来てください。待ってます!
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●インタビュー&取材を終えて●
いや〜すごい!面白そう!なんなん、こんな集まり、子どもの時にほしかったよ〜〜〜。
愛ちゃんという人に対しての感動と、子どもたちの間につながりが出来ていく過程を垣間見れた感動が、文章で伝えきれないのがもどかしいです。
「“自分の年齢の役割を果たすことが、自分の役割だ”って、わかってきたんです。」
「え?どういうこと?」
「 目上の人たちが伝えようとしていることを引き継ぐこと、そして、その中で共感したことを年下の子に伝えていくことです。それとか、年下で頑張ってる子を見ると、私もボトムアップになるし、私が頑張ってるのを年上の人が見て、刺激を受けるってこともあると思うんですよね。」
愛ちゃんより年上の私は、さっそく刺激を受けました。 自分とまわりの人との関係を、そんな風に考えてみたことなかった私は、またまた教えられたのでした。
3月3日、みなさんも参加しに行きましょうよ!!